| うつ病はこころの風邪 |
『うつ病は心の風邪』という言葉が、「誰でもかかる可能性がある」「かかりやすい」ことを表した一部における「うつ病は放っておいても簡単に治る」「気の持ちようでなおる」という誤解に繋がっているが、時間がたてば自然に治る類の風邪とは違う病です。
効果の証明された治療法が、かつては、電気けいれん療法、ロボトミーしかありませんでしたが、その後、薬物療法が発達により抗うつ薬が登場しました。うつ病に対する治療法はm過去に比べれば、確立されてきています。
うつ病では、60%ないし70%程度が6ヶ月程度の治療で回復する症例あり、多くの症例が、比較的短い治療期間で回復します。しかし、一方では1年以上うつ状態が続く症例が、25%程度とも言われ、必ずしもすべての症例で、治療が簡単に成功するわけではありません。また、再発しない症例が一旦回復した後にない一方で、うつ病を繰り返す症例もある。このように、様々な経過をとる可能性があることは認識しておく必要があります。
うつを繰り返すたびに、再発率が高くなる傾向にあり、初発の場合の次回再発率は50%、2回目の場合75%、3回目の場合は90%にも達します。 |
| ・心療内科について |
心療内科とは、心身医学を実践している診療科です。
心身医学(しんしんいがく、Psychosomatic Medicine)とは、患者の身体面だけではなく心理・社会面を含めて、人間をあらゆる面から診ていこうとする知識・感情・意志の調和のとれた医療を目指す医学の一分野です。
心身症に対する心身医学は、病気の発症や進行に心理的要因が大きく関わる器質性疾患を中心に扱う分野として主に内科学から発展して行いました。
初期の頃は「精神身体医学」と名付けられていました。
一般的に心身医学は精神医学の一部と把握することができ、精神医学を学んだものが扱うことだと考えられています。精神医学とは独立して把握されていることは、日本だけで,心療内科という診療科があるのは。日本とドイツだけでした。
また日本において「心療内科」が標榜科として認められたことは平成8年と比較的最近のことで、このような経緯から、また日本人の精神科に対するかたよった見方・考え方等から、「心療内科」はしばしば「軽度の精神科」「薬を使わないで治療してくれる精神科」などで誤解を受けることがあります。また精神科開業医者(メンタルクリニック)が、患者の抵抗感を払拭するため、敢えて「心療内科」を標榜している場合も多いです。 |